
十三夜――満ちる前の月を愛でる夜
2026.10.05
秋の夜空に浮かぶ、少し欠けた月。
十五夜ほど知られてはいませんが、日本には古くから「十三夜」と呼ばれる月見の風習があります。旧暦9月13日の夜に月を眺める行事で、中国から伝わった十五夜に対し、日本で生まれた習わしだといわれています。
後の月
十五夜のあとにめぐってくる月見であることから、十三夜の月は「後の月(のちのつき)」とも呼ばれてきました。
満月になる、少し手前の月です。
この時期に実る栗や豆を供えたことから、「栗名月」「豆名月」という呼び名もあります。
昔は、十五夜と十三夜のどちらか一方だけを見ることを「片月見」といって、縁起が悪いとされていました。満ちた月も、満ちる前の月も、二つそろえて愛でるものだったのです。
満月ではないからこそ
子どもの頃から、よく月を見上げていました。
そのころから好きだったのは、満月ではなく、欠けた月です。
なんとも言い難い、
少しだけ切なさを帯びた美しさを、まとっているようで。
Lyric_Rioのロゴも、月をかたどっています。
気づけば、無意識に月を選んでいました。
今年の十三夜は、10月23日(金)。
満ちる前の月が、のぼります。